Google Search Console超入門:まず見るのはこの3つの指標!
GSCは難しくない。まず“3つ”を見れば、検索流入の改善は回り始めます。今日から使える見方と、すぐ効く打ち手を実務目線で解説。
Google Search Consoleとは?(超入門の超要約)
Google Search Console(GSC)は、Google検索における自社サイトの見え方・クリックされ方を可視化する無料ツール。
GA4(サイト内の行動を測る)に対し、GSCは検索結果に出たか/何回見られたか/何回クリックされたかを教えてくれます。
まずは「検索結果(パフォーマンス)」レポートが主戦場。ここだけでOKです。
まず押さえるべき3つの指標(ここから始める)
1)合計クリック数(Clicks)
- 何か:検索結果から実際にクリックされた回数。流入の実数。
- どう見る:期間(例:過去28日)で推移を確認。前期間比で増減を見るのが基本。
- 打ち手:クリックは順位×CTRの掛け算で決まる。
- タイトル/ディスクリプションの改善(後述)
- 既存上位ページへの内部リンク強化
- 伸びているクエリへ追記・専用セクション追加
2)合計表示回数(Impressions)
- 何か:検索結果に表示された回数。潜在的な接触の母数。
- どう見る:「新規テーマの増減」「季節性の影響」を把握。
表示↑なのにクリック→横ばいは、CTRが課題のサイン。 - 打ち手:
- **検索意図に合った見出し(H2/H3)**を追加して網羅性UP
- 関連コンテンツをクラスター化し、内部リンクで束ねる
- 競合が強い場合はロングテール(2〜3語の複合)に寄せる
3)平均CTR(Click Through Rate)
- 何か:検索結果でクリックされた割合(クリック÷表示)。
- どう見る(目安):
- 指名クエリ(自社名含む):**20〜40%**前後が一般的
- 非指名クエリ:**2〜6%**が一つの目安(順位・業界で大きく変動)
- 打ち手:
- タイトル前半に主キーワードを寄せ、ベネフィットや数字を足す
- メタディスクリプションに「要約+差別化+行動フレーズ」
- 構造化データ(FAQ/HowTo/Review 等)でリッチ化を狙う
- ファビコン/サイト名の一貫性(CMS設定・ロゴ最適化)
補足:平均掲載順位も参考になりますが、個別クエリで分布が広くブレやすい指標。
「クエリ×ページ」で詳細に見たうえで、CTRとセットで解釈しましょう。
5分ルーチン:毎週やる“勝ち筋”確認手順
- 期間を「過去28日」→「前期間と比較」に設定
- タブを**「クエリ」**にして、クリック増減の大きい順で並べる
- 伸びた/落ちたクエリを3〜5件ずつ選定
- 「ページ」タブに切り替え、該当ページのCTRと平均掲載順位を確認
- デバイス別(モバイル/PC)で差が大きいものはUIや見出しを調整
- TODOに落とす:タイトル微修正/見出し追加/内部リンク1本追加(小さな改善を毎週)
タイトル&ディスクリプションの即効性フォーマット
- タイトル:
- 先頭に主キーワード+具体性(数字/年号/条件)
- 例:「リスティング広告の費用相場【2025年最新版】内訳と予算の決め方」
- ディスクリプション(80〜120字):
- “このページで何が分かるか”を1文で明言+行動フレーズ
- 例:「初期費用・運用費の内訳と相場を事例で解説。無料の予算テンプレ付き。」
変更後はGSCでCTRを2〜4週間観測。改善が弱ければ別案にAB(メタ書き換え→比較)。
セグメントの使い方(差が出る“切り口”)
- クエリ:指名/非指名で分けて見る(指名に引っ張られて平均値が良く見える罠を回避)
- ページ:1ページ1狙いになっているか。カニバリ(類似記事の競合)を発見
- デバイス:モバイルでCTRが落ちるなら、タイトルの冒頭20文字で掴む構成へ
- 国:海外流入が多いのに日本語ページだけ→hreflang検討
- 検索タイプ:ウェブに絞る。Discover/ニュースは別レポートで評価
すぐ効く改善フロー(現場で回る小さなPDCA)
- クエリ選定:順位6〜15位でCTRが低い“惜しい”キーワードを抽出
- 見出し増強:該当クエリをH2/H3に自然に組み込む(検索意図に即答)
- 内部リンク:関連度の高い既存記事からアンカー明示でリンク
- メタ最適化:タイトル左寄せ+数字/年号、ディスクリプションで差別化
- 再クロール促進:更新後にURL検査→インデックス登録をリクエスト
- 2〜4週間観測:CTR/順位/クリックの前期間比で効果判定
よくある落とし穴(超入門でもここは外さない)
- 指名クエリ混在問題:平均CTR・平均順位が“良く見える”。非指名で別評価を。
- プロパティ種別のズレ:
https/www統合のためドメインプロパティを推奨。 - URL正規化/重複:
/ありなし・大文字小文字・クエリ違いで分散。canonical/内部リンク統一。 - noindex/robotsのミス:公開前設定の消し忘れに注意。
- GA4との数値差:測っている対象が違う。GSC=検索結果、GA4=サイト内。
- 季節性:週次変動は常。前年同週での視点も持つ。
週次・月次レポートの型(テンプレ)
- 期間:過去28日(前期間比/前年同週比があれば併記)
- 指標:クリック/表示/CTR(3つで統一)
- ハイライト:増減TOP3クエリ/ページ
- 打ち手:タイトル修正×3、見出し追加×2、内部リンク×3(次週の確定TODO)
- 所感:競合動向・季節イベント・外部施策の影響
チェックリスト(公開前&毎週の定点)
- タイトル先頭に主キーワード+数字or年号
- ディスクリプション80〜120字で要約+差別化+行動
- 「過去28日→前期間比」でクリック/表示/CTRを把握
- 6〜15位の“惜しい”クエリを特定し、見出し/内部リンクで後押し
- モバイルCTRが低ければ冒頭20字の掴みを調整
- 更新後はURL検査→インデックス登録を依頼
まとめ:3指標×小さな改善が一番速い
超入門でやるべきは、クリック・表示・CTRの3指標に絞り、
「惜しいクエリを見つける → タイトル/見出し/内部リンクを1つ直す」を毎週繰り返すこと。
大掛かりなリニューアルより、小さな改善の積み重ねが検索流入を着実に伸ばします。
「何から始めるか分からない」場合は、貴社GSCの28日スナップショット診断からでもOK。
最短で効く“直しどころ”を洗い出し、クリックを取りにいきましょう。
集客ならコスパ広告くんに相談がおすすめ!

※「コスパ広告くん」は弊社ボボコルンサルティング株式会社運用の、定額広告サービスです。