OGP画像とは?SNSで見栄えを良くする基本設定ガイド

SNSでURLを貼ったのに地味…それ、OGP画像の設計不足かも。サイズやデザイン、CMS設定の勘所を押さえれば、クリック率は確実に変わります。


OGP(Open Graph Protocol)とは?

OGPは、URLをSNSやチャットで共有したときの“見た目”をコントロールする仕組みです。
ページのタイトル・説明文・サムネイル画像(=OGP画像)を指定しておくことで、Facebook/Instagram、X(旧Twitter)、LinkedIn、LINE、Slackなどで狙い通りのカード表示が出ます。

なぜ重要か?

  • CTR(クリック率)が上がる:同じリンクでもサムネ設計で差が出る
  • ブランドの一貫性:どのSNSでも同じトーン&ビジュアルで露出できる
  • 広告効果にも波及:指名検索や再訪が増え、最終的なCV効率改善に寄与

サイズ・比率の“安全ライン”(これだけ覚えればOK)

SNSごとに微差はありますが、実務で困らない共通仕様は以下。

  • 推奨解像度:1200 × 630px(約1.91:1)
    • Facebook/LinkedIn/LINEで綺麗に出やすい
  • X(旧Twitter):1200 × 628〜675px(summary_large_image 前提)
  • ファイル形式:写真系=JPEG、ロゴ・図版=PNG
  • 容量目安〜300KB前後に圧縮(重いと読込前に見過ごされる)
  • セーフゾーン:上下左右各60pxは切れてもOKに。**重要要素は中央70%**へ

WebPは対応が広がる一方、スクレイパー互換で稀に不安定。OGPはJPEG/PNGが無難


デザインの作法:見栄えとCTRを上げる5原則

  1. 太く短い見出し(12〜16字×最大2行)で内容が一目で分かる
  2. 高コントラスト(背景と文字の明度差をしっかり確保)
  3. ブランド要素は“控えめ常時”(ロゴは右下に小さく固定)
  4. 人物・プロダクトは大きく(顔は最強の停留要因)
  5. テンプレ化(色替えだけで量産できるレイアウトをFigma/Canvaで用意)

まずは1200×630のテンプレを1枚作り、シリーズ運用で制作負担を最小化。


CMS/技術面の実装ヒント(コード不要で運用安定)

WordPress

  • Yoast SEO / All in One SEO / Rank Math等のSEOプラグインで、投稿ごとにタイトル・説明・OGP画像を設定
  • アイキャッチとOGP画像を別管理できる運用が理想(サムネ専用を用意)

ヘッドレス/SPA(Next.js・Nuxt 等)

  • SSR/SSGでメタをHTML出力(CSRのみだと一部SNSで拾われないことあり)
  • タイトル・説明・画像URLはルーティングごとに動的生成(例:/post/[slug])

共通の落とし穴

  • 相対パスhttp混在で画像取得失敗 → 画像は絶対URL&HTTPS
  • リダイレクトでクエリが消失 → OGP画像URLは固定&安定を徹底
  • SNS側キャッシュで古い画像が出続ける
    • 対策:Meta Sharing Debugger/X Card Validator/LinkedIn Post Inspector再スクレイプ
    • もしくは画像ファイル名にバージョンogp-v2.jpg)を付与

記事タイトルも“OGP映え”に最適化する

  • タイトル(カード見出し)は全角28〜35文字前後で途切れ対策
  • **サブコピー(要約)**は80〜120字で“読む理由”を明確化
  • 画像内テキストとタイトルのメッセージを一致させる
  • 数字・年号で具体性アップ(例:2025年最新版/全10ステップ)

広告運用との相乗効果

  • 自然露出のCTR上昇 → 指名・再訪が増加:結果として獲得広告のCPA/ROASに好影響
  • 広告の品質・関連性:LPとカードの一致感が上がるとCPC/CPMが改善しやすい
  • 素材の再利用:OGPテンプレはそのままSNS広告の静止画として流用可能

チェックリスト(公開前30秒で最終確認)

  • 画像は1200×630 / 〜300KB / 中央寄せで作成済み
  • 重要テキストは**中央70%**に収め、縁の60pxは“捨て”
  • タイトル28〜35字、要約80〜120字で統一感あり
  • プラグイン等でページ固有のOGPを設定済み
  • デバッガーで各SNSプレビューを確認&キャッシュ更新

つまずきポイントQ&A

Q. 画像が出ない/古いままです
A. ほぼキャッシュ。各SNSのデバッガーで再スクレイプ、ダメなら画像名を改名

Q. 何枚か試したい
A. 本文公開前に非公開プレビューURLで差し替え→デバッガー確認→本公開の順で。

Q. WebPは使える?
A. 互換の揺れが残るため、OGPはJPEG/PNG優先。ページ内表示のみWebP併用はOK。


まとめ:OGPは“最小コストのCTR改善”

OGPは1枚の画像と運用ルールで成果が変わる、費用対効果の高い改善領域です。
テンプレ化・CMS設定・再スクレイプの3点を標準化すれば、**毎回の投稿で“見栄え勝ち”**が狙えます。
設計からテンプレ作成、CMS実装までの一式支援も可能です。まずは最新記事1本から整えていきましょう。

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執筆者プロフィール

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ボボコンサルティング株式会社にて、広告の運用や営業を担当しています。 商品やサービスによって最適な戦略は異なるため、クライアント様の商品やサービスをしっかり理解することを大切にしております。 このブログでは、弊社の「コスパ広告くん」を知っていただくきっかけとして、WEBマーケティングに関連する記事を更新しております。