お問い合わせフォームの項目は何個が最適?

お問い合わせフォームの項目数は、ユーザーの利便性と必要な情報のバランスを取ることが重要です。項目が多すぎるとユーザーが離脱しやすくなり、少なすぎると必要な情報が不足する可能性があります。本記事では、お問い合わせフォームの最適な項目数と設定のポイントについて解説します。


最適な項目数の目安

お問い合わせフォームの最適な項目数は 3~7項目 が一般的です。この範囲であれば、ユーザーが負担を感じにくく、必要な情報も収集できます。

  • 3~5項目:簡単なお問い合わせや初回コンタクト向け。
  • 5~7項目:詳細な情報が必要なケース(見積もり依頼、契約手続きなど)向け。

フォーム項目における重要なポイント

1. 必要最低限の情報を収集する

フォーム項目は、「本当に必要な情報だけ」を収集することが基本です。不要な質問や細かすぎる情報を求めると、ユーザーの離脱率が高まります。

最低限必要な項目の例:

  • 名前:連絡先に必要。
  • メールアドレス:回答用の連絡手段。
  • お問い合わせ内容:具体的な要件。

2. 項目を簡潔にする

ユーザーが迷わないよう、各項目の記載内容を簡潔にします。

良い例:

  • 「お名前」
  • 「メールアドレス」
  • 「お問い合わせ内容」

悪い例:

  • 「フルネーム(姓・名を含む)をご記入ください」
  • 「電子メールアドレス(半角で入力してください)」

3. 必須項目と任意項目を明確に分ける

必須項目には「※」や「必須」と明記し、ユーザーが記入すべき項目を明確にします。一方で、詳細情報(電話番号、会社名など)は任意項目とし、記入の自由度を高めましょう。


4. 項目数が多い場合は段階的な入力を導入

項目数が7以上必要な場合、1ページにすべての情報を入力させるのではなく、複数のステップに分ける方法があります(ステップフォーム)。

メリット:

  • ユーザーの負担感が軽減され、途中離脱を防ぐ。
  • 各ステップが短いので、進捗感が得られる。

5. デバイス対応を考慮する

モバイルユーザーにも配慮し、フォーム項目の入力が簡単になるよう設計します。

ポイント:

  • ドロップダウンメニューやチェックボックスを使用。
  • キーボード入力が必要な項目を最小限にする。
  • モバイル端末でのレイアウト崩れを防ぐ。

ユーザーが記入しやすいフォーム設計

1. プレースホルダーで例を示す

項目内に入力例(プレースホルダー)を記載することで、ユーザーが迷わずに入力できます。

例:

  • 「お名前」:山田 太郎
  • 「メールアドレス」:example@example.com
  • 「お問い合わせ内容」:○○について詳しく知りたいです。

2. 自動補完や選択式の導入

手入力を減らし、選択肢を提示することでユーザーの負担を軽減します。

例:

  • 日付の入力をカレンダー選択式にする。
  • 都道府県をドロップダウンリストで選択させる。

3. エラーメッセージを分かりやすくする

記入ミスがあった場合、エラーの原因を具体的に伝えます。

良い例:

  • 「メールアドレスを正しい形式で入力してください(例:example@example.com)」

悪い例:

  • 「入力エラーがあります」

離脱を防ぐ工夫

1. フォーム送信後のメリットを明確にする

フォーム送信後に得られるメリットを記載することで、ユーザーが送信する動機付けを強化します。

例:

  • 「お問い合わせいただいた方に限定資料をプレゼント!」
  • 「〇営業日以内に担当者よりご連絡いたします。」

2. プライバシーポリシーを明示

収集した情報が安全に扱われることを明記することで、安心感を与えます。

例:

  • 「ご入力いただいた個人情報は、お問い合わせ対応のみに使用します。」

実践例:フォーム項目の例

シンプルなお問い合わせフォーム(3~5項目)

  • お名前(必須)
  • メールアドレス(必須)
  • お問い合わせ内容(必須)
  • 電話番号(任意)
  • 希望の連絡方法(メールまたは電話)

詳細なフォーム(6~7項目)

  • お名前(必須)
  • メールアドレス(必須)
  • お問い合わせ内容(必須)
  • 電話番号(任意)
  • 会社名(任意)
  • ご希望のサービス(ドロップダウン選択式)
  • 希望する連絡日時(任意)

最適な項目数のまとめ

  • 簡単なお問い合わせ:3~5項目で必要最低限の情報を収集。
  • 見積もりや詳細な要望:5~7項目で必要に応じて段階的な入力を導入。
  • ユーザーの負担を軽減:プレースホルダーや自動補完、選択式を活用。
  • 離脱率を下げる工夫:プライバシー保護の明記やメリットの提示。

最適なフォーム設計は、ターゲットユーザーやビジネスの目的に合わせて調整することが重要です。ユーザーが気軽に問い合わせできるフォームを目指しましょう!

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執筆者プロフィール

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ボボコンサルティング株式会社にて、広告の運用や営業を担当しています。 商品やサービスによって最適な戦略は異なるため、クライアント様の商品やサービスをしっかり理解することを大切にしております。 このブログでは、弊社の「コスパ広告くん」を知っていただくきっかけとして、WEBマーケティングに関連する記事を更新しております。