リターゲティング広告で使うなら – 動的広告 vs 静的広告の活用

リターゲティング広告(リマーケティング広告)は、一度サイトを訪れたユーザーに再アプローチするための強力な手法です。しかし、「動的広告」と「静的広告」のどちらを活用すべきか? という悩みを持つ広告運用者も多いのではないでしょうか?

本記事では、それぞれの特徴や適したシチュエーション、活用ポイントを詳しく解説します。


1. 動的広告 vs 静的広告の違いとは?

▶ 動的広告とは?

ユーザーが閲覧した商品やコンテンツに応じて、広告クリエイティブを自動生成する広告手法 です。

特徴

  • ユーザーが以前に見た商品を広告として配信(例:ECサイトで見たスニーカーの広告が表示される)
  • AIが最適な組み合わせを自動生成 し、パーソナライズされた広告を提供
  • 主に ECサイト、不動産、旅行業界 などで活用

メリット
個別の商品を訴求でき、コンバージョン率が高い
広告クリエイティブを大量に作成する必要がない
一度設定すれば、自動で更新されるため運用負荷が低い

デメリット
❌ クリエイティブの自由度が低く、ブランドイメージの統一が難しい
❌ 商品ページの情報が間違っていると、誤った広告が配信される


▶ 静的広告とは?

あらかじめ作成した固定のバナーやテキスト広告を使用する広告手法 です。

特徴

  • すべてのユーザーに対して、同じクリエイティブを配信
  • 商品ごとのパーソナライズはないが、ブランド訴求がしやすい
  • サービス業、BtoB、アプリマーケティング などで活用

メリット
デザインの自由度が高く、ブランドイメージを統一できる
セールやキャンペーンなど、特定のメッセージを強調しやすい
クリック単価(CPC)が比較的安く抑えられる

デメリット
❌ 動的広告に比べて、パーソナライズ性が低く、CVRが下がる可能性がある
❌ 定期的に広告の更新が必要で、運用の手間がかかる


2. 動的広告と静的広告、どちらを使うべき?

▶ 動的広告が向いているケース

ECサイト(Amazon、楽天、Shopifyなど)
不動産サイト(マンション・賃貸検索)
旅行サイト(ホテルや航空券予約)

▶ 活用例:ECサイト

  • ユーザーがカートに入れたまま購入しなかった商品を表示し、購入を促す
  • 閲覧履歴に基づき、類似商品の広告を配信

▶ 静的広告が向いているケース

BtoB企業(SaaS、コンサルティング)
アプリのインストール促進(ゲーム・フィットネスアプリ)
ブランド訴求(高級ブランド、飲料メーカーなど)

▶ 活用例:SaaS企業のBtoBマーケティング

  • ホワイトペーパーのダウンロードを促す広告
  • セミナーやウェビナーの参加募集

3. 動的広告と静的広告の組み合わせ戦略

両方のメリットを活かすことで、リターゲティングの効果を最大化できます。

戦略①:ファネルごとに使い分ける

🔹 認知フェーズ(新規ユーザー)静的広告(ブランド訴求)
🔹 検討フェーズ(サイト訪問済み)動的広告(個別の商品表示)
🔹 購入直前(カート放棄・問い合わせ済み)静的広告(割引クーポンや特典訴求)

戦略②:動的広告でCVを狙い、静的広告でLTVを向上

  • 動的広告 で「過去の閲覧履歴」に基づく商品を訴求し、CVRを高める
  • 静的広告 で「ブランド価値」を伝え、リピート購入を促進

4. まとめ:リターゲティング広告の最適な選択肢は?

動的広告静的広告
適用業種EC、旅行、不動産BtoB、アプリ、ブランド訴求
パーソナライズ高い低い
運用負担低い(自動更新)高い(手動更新)
CVR(コンバージョン率)高いやや低い
クリエイティブの自由度低い高い

結論

  • 「動的広告」はパーソナライズ重視、コンバージョンを狙う場合に最適
  • 「静的広告」はブランド訴求やBtoBマーケティングに適している
  • 両方を組み合わせることで、広告効果を最大化できる

リターゲティング広告を効果的に活用し、ユーザーの購買意欲を最大限に引き出しましょう!

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執筆者プロフィール

ad-staff

ボボコンサルティング株式会社にて、広告の運用や営業を担当しています。 商品やサービスによって最適な戦略は異なるため、クライアント様の商品やサービスをしっかり理解することを大切にしております。 このブログでは、弊社の「コスパ広告くん」を知っていただくきっかけとして、WEBマーケティングに関連する記事を更新しております。