WEB広告分析の基本!縦軸・横軸の考え方を理解して成果を向上

WEB広告の効果を最大化するには、感覚ではなく「分析」に基づいた改善が欠かせません。今回は、広告分析で多用される「縦軸・横軸」の基本的な考え方と、その活用方法を分かりやすく解説します。
広告分析における「縦軸・横軸」とは?
広告レポートやデータ分析では、よく「縦軸・横軸で見る」という表現が使われます。これは、データを二次元で整理・比較し、どこに課題があるか、どの部分に伸びしろがあるかを明確にするための手法です。
- 縦軸:成果や行動の「種類」(例:クリック数、CV数、CTR、CPCなど)
- 横軸:成果や行動の「分類軸」(例:配信面、媒体、クリエイティブ、時間帯、地域など)
このようにデータを分類して眺めることで、問題の所在や優先的に改善すべき項目が明確になります。
縦軸の代表的な指標
広告パフォーマンスを測るために、縦軸でよく使われる指標には以下のようなものがあります。
- インプレッション数(Impression):広告が表示された回数
- クリック数(Click):広告がクリックされた回数
- クリック率(CTR):クリック数 ÷ インプレッション数 × 100
- コンバージョン数(CV):広告から発生した成果の数
- コンバージョン率(CVR):CV ÷ クリック数 × 100
- クリック単価(CPC):1クリックあたりの広告費
- コンバージョン単価(CPA):1CVあたりにかかったコスト
横軸でよく使われる分類の切り口
広告効果の分析対象となる横軸の分類には、以下のような項目があります。
- 媒体(Google、Yahoo、Facebookなど)
- デバイス(スマホ、PC、タブレット)
- クリエイティブ(バナーの種類、動画の長さ)
- キーワード(検索広告の場合)
- 時間帯・曜日
- 地域(都道府県、市区町村など)
これらの横軸で分類することで、「スマホからのCVRが高い」「午後のクリック率が低下している」「AバナーのCPAが優秀」といった具体的な傾向を見出すことができます。
縦軸・横軸分析の実践例
例えば、あるキャンペーンで「CPAが高騰している」という課題があった場合、以下のような視点で分析が可能です。
- 縦軸:CPA
- 横軸:媒体ごと、デバイスごと、クリエイティブごと
これにより、「Facebook広告のみCPAが突出して高い」「PCユーザーのCV率が低い」「特定のバナーだけが効果的でない」といった、原因を特定するヒントが得られます。
縦横分析で成果を上げるためのコツ
- 分析の目的を明確にする
例:「CV数を増やしたい」「CPAを下げたい」など - 比較対象を具体的に設定する
例:「クリエイティブAとB」「PCとスマホ」「午前と午後」 - PDCAを短く回す
分析→仮説立案→施策実行→効果測定を素早く繰り返すことが、継続的な改善に繋がります。
まとめ
WEB広告の成果を向上させるためには、感覚ではなく「データに基づく分析」が鍵となります。その第一歩が「縦軸・横軸」の視点を持つこと。成果指標(縦軸)と分類軸(横軸)を掛け合わせて分析することで、課題の発見と施策の優先順位が明確になります。
今後の広告運用では、ぜひこの「縦軸・横軸」の考え方を活用し、より戦略的な改善を進めてみてください。
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