弁護士・税理士・司法書士・行政書士・社会保険労務士などの士業事務所がWeb広告代理店を検討する際は、所属する士業会の広告規制を理解した運用と、相談テーマを絞ったLP設計が重要になります。広告代理店の手数料は「広告費の20%前後」という手数料率型が一般的で、月の広告費30万円なら手数料6万円程度が目安です。月額4万円(税別)の定額型であるコスパ広告くんであれば、広告費の規模にかかわらず運用代行費は一定です。士業でよく使われる媒体や予算の目安、広告規制の注意点を整理しました。
この記事で分かること
- 士業で使われる広告媒体(Google検索・Meta・LINE・YouTube)の使いどころ
- 弁護士・税理士・司法書士・行政書士・社労士別の相談テーマと検索語の傾向
- 士業の広告予算の目安(テスト期間・本格運用のフェーズ別)
- 所属する士業会の広告規制で確認しておきたいポイント
- 士業のWeb広告でよくある失敗とおすすめの施策
- 相談予約を成果地点とする業種でのコスパ広告くんの運用経験
士業で使える広告媒体|Google検索が中心、Meta・LINE・YouTubeの使いどころ
士業の広告は、相談を決めた人(顕在層)が検索する「地域名×相談テーマ」のキーワードに強いGoogle検索広告が中心になります。その上で、事務所の認知や継続的な情報発信にはMeta広告・LINE広告・YouTube広告を組み合わせる考え方が一般的です。
| 媒体 | 士業での使われ方 | 向いている場面 |
|---|---|---|
| Google広告(検索) | 「離婚 弁護士 地域名」など相談テーマ×地域のキーワードで検索広告を出稿 | 相談を決めた人(顕在層)への訴求。競合の多いテーマほどクリック単価は高くなりやすい |
| Yahoo!広告 | Googleと同様の検索連動広告 | 相続・終活など、年齢層がやや高めの相談テーマ |
| Meta広告(Facebook・Instagram) | 事務所紹介、相談事例やセミナー情報の発信 | まだ相談先を決めていない潜在層への認知拡大、初回相談のハードルを下げる訴求 |
| LINE広告 | 友だち登録を起点に情報を繰り返し届ける設計 | 顧問契約や継続相談につながりやすい業種(税理士の顧問契約など) |
| YouTube広告 | 相続の手続きなど専門知識をわかりやすく解説する動画 | 検索前の情報収集段階の潜在層。事務所の専門性を伝えやすい |
解説動画を使ったYouTube広告の費用感はYouTube広告の費用相場で幅を確認できます。Meta広告・LINE広告はSNS広告運用代行としてまとめて依頼できる場合もあります。
士業別の相談テーマと検索語の考え方
士業ごとに相談されやすいテーマと、検索されやすいキーワードの傾向は異なります。テーマによってクリック単価の傾向にも差があるため、自事務所の得意分野に合わせて狙うテーマを絞ることが広告費を無駄にしないポイントです。
| 士業 | 主な相談テーマの例 | 検索語の傾向 | クリック単価の傾向 |
|---|---|---|---|
| 弁護士 | 離婚、相続、交通事故、債務整理 | 「離婚 弁護士 地域名」など地域×テーマの掛け合わせが多い | 競合の多いテーマ(債務整理・交通事故など)は高くなりやすい |
| 税理士 | 法人設立、顧問契約、相続税申告 | 「法人設立 税理士」「相続税 税理士 地域名」など | 顧問契約につながるテーマは競合が多く、単価が上がりやすい |
| 司法書士 | 相続登記、会社設立登記 | 「相続登記 費用」「会社設立 司法書士」など、費用を調べる検索が多い | 料金の分かりやすさが問われやすい |
| 行政書士 | 許認可申請、ビザ・在留資格 | 「建設業許可 行政書士」「ビザ申請 行政書士」など | 専門性の高いテーマほど競合は少ないが、検索数自体も少ない傾向 |
| 社会保険労務士 | 就業規則整備、助成金申請サポート | 「就業規則 社労士」「助成金 社労士 地域名」など | 助成金関連は制度改定・季節で検索数が増減しやすい |
相談テーマを1つのLPに詰め込むより、テーマごとにページを分けたほうが検索キーワードとLPの内容が一致し、問い合わせにつながりやすい傾向があります。
士業の広告予算の目安
士業の広告費は、地域・相談テーマ・競合状況によって大きく変わるため一律の金額は示せませんが、地域密着型の事務所がテスト的に始める場合のおおよその目安は次のとおりです。
| フェーズ | 広告費の目安(月額) | 目的 |
|---|---|---|
| テスト期間 | 3万〜10万円 | どの相談テーマ・地域で反応があるかを検証する |
| 本格運用 | 10万〜30万円 | 相談予約の件数を安定させる、対応テーマ・地域を広げる |
| 競合が多いテーマの重点運用 | 30万円以上 | 債務整理・交通事故など競合の多いテーマで上位表示を狙う |
相談1件あたりの費用は、テーマ・地域・事務所の規模によって大きく異なるため、一律の金額では示せません。Google検索広告全体のクリック単価の目安はGoogle広告の費用相場、リスティング広告の費用感はリスティング広告の費用相場でも確認できます。
士業の広告表現で確認しておきたい規制
士業の広告には、各士業会が定める業務広告に関する規程があります。条文の細部は改定される可能性があるため、出稿前に必ず所属する士業会の規程を確認することが前提になります。
| 士業 | 主に確認したい規程 | 特に注意したい表現 |
|---|---|---|
| 弁護士 | 所属弁護士会・日本弁護士連合会の業務広告に関する規程 | 「必ず勝訴」「100%」等の断定表現、他事務所との比較広告 |
| 税理士 | 所属税理士会の会則・規則 | 誇大な表現、節税効果を保証するような表現 |
| 司法書士 | 所属司法書士会・日本司法書士会連合会の会則 | 手続きの成功を保証するような表現 |
| 行政書士 | 所属行政書士会・日本行政書士会連合会の規則 | 許認可の取得を保証するような表現、業務範囲を超えた表現 |
| 社会保険労務士 | 所属社会保険労務士会の会則 | 助成金の受給を保証するような表現 |
広告表現の可否は事務所ごとの判断が必要になる可能性があるため、広告文の最終確認は事前に所属会の規程と照らし合わせて行うことをおすすめします。媒体側(Google・Meta等)にも広告文の審査があり、断定的な表現は審査に通らない場合があります。
士業のWeb広告でよくある失敗とおすすめの施策
よくある失敗
- 事務所全体を紹介するLPしかなく、相談テーマごとの訴求がない
- 相談テーマを絞らず、広く浅く広告を出している
- 電話問い合わせの計測ができておらず、フォーム経由の問い合わせしか把握できていない
- 広告文やLPで「必ず」「100%」等の表現を使い、所属会の規程や媒体の審査に抵触する
- 対応エリアを絞らずに配信し、対応できない地域からの問い合わせが増える
おすすめの施策
- 相談テーマ別にLPを分ける(離婚専門ページ、相続専門ページなど)
- 地域×テーマのキーワードで検索広告を出稿する
- 初回相談の条件(無料相談の有無、オンライン相談の可否)をLPで明示する
- 電話とフォームの両方の問い合わせを計測する(電話計測タグの設置など)
- YouTube広告等で専門知識をわかりやすく解説し、潜在層の認知を広げる
当社が行った広告代理店の手数料300人調査では、外注経験者が困ったこととして「報告が抽象的で成果が分からない」が56.9%にのぼりました。士業の場合、相談予約数や電話問い合わせ数まで報告してもらえるかが特に重要になります。自社で運用する場合も、当社のGoogle広告・インスタ広告の自社運用300人調査では「何をどう直せばよいか分からない」67.7%、「学ぶ時間がない」50.0%が課題として挙がっており、専門用語や規程への配慮が求められる士業の広告文は特に負担が大きくなりがちです。
相談予約を成果地点とする業種での運用経験
士業の広告運用について、現時点で弁護士・税理士・司法書士・行政書士・社会保険労務士の直接の成果事例は公開しておりません。一方で、初回相談やお申し込みを成果地点とする業種での運用経験はあります。
- 住宅ローン相談所(株式会社L様):地域を絞ったGoogle広告で「住宅ローン 相談」といった検索からの流入が増え、毎月安定した集客につながりました。以前は手数料%制で広告費を上げにくかったとのことです(導入事例)
- 結婚相談所(Mブライダル様):クリック単価が高騰しやすいリスティング広告よりインスタ広告を中心に配信し、無料相談の予約が増加しました(導入事例)
- 退職代行・資金調達支援(toB)など、申し込み・相談を成果地点とする業種でも運用経験があります
士業の広告運用でも、相談予約という成果地点までの計測設計や、相談テーマ別のLP設計という考え方は活用できると考えています。ご依頼の際は、その旨を含めて費用対効果の見込みを正直にお伝えします。
コスパ広告くんとは
コスパ広告くんは、ボボコンサルティング株式会社(大阪市西区)が運営する、月額4万円固定でWeb広告運用を支援する広告運用代行サービスです。Web広告運用代行サービスとして、媒体選定からアカウント作成、LP制作、バナー制作、運用改善、月次報告までを1つの料金に含みます。運営会社の詳細は会社概要で確認できます。
運用代行費(月額)
40,000円税別
初期費用(一回のみ)
55,000円税別
LP制作(1ページまで)
0円
契約期間
1ヶ月ごと
広告媒体に支払う広告費は事務所の予算に合わせて自由に決められ、最低出稿額・上限はありません。詳しい料金の考え方は料金ページをご覧ください。
- 広告媒体の選定と企画提案
- 広告アカウント作成(計測タグ・GTM・GA4設定含む。アカウントは御社名義)
- LP制作(1ページまで無料)
- 広告用バナー・クリエイティブ制作
- 広告運用の代行(入札・ターゲティング・改善)
- 毎月の定期ミーティング(問い合わせ数・獲得単価まで報告)
- オンラインサポート(チャット・メール)
対応媒体は、Web広告運用代行のコスパ広告くんではGoogle広告・Yahoo!広告・YouTube広告・LINE広告・Facebook広告・Instagram広告・TikTok広告・X広告の8媒体です。複数の媒体を併用しても運用代行費は変わりません。対応エリアは全国(オンライン打ち合わせ)で、大阪市内・近郊は対面も可能です。
コスパ広告くんが向いていないケース
- ブランド戦略のコンサルティングを中心に依頼したい
- 常駐の担当者や週次の対面会議が必要
- 成果報酬型(相談1件いくら)の契約を希望している
- 広告運用だけを切り出して、LPや計測の整備は自社で行いたい(含まれる業務が不要なら定額の利点が薄い)
- テレビCM・新聞・交通広告などマス広告まで含めて一括で依頼したい
- 広告出稿の可否や表現について、所属する士業会や顧問への確認を事務所側で個別に行いたい場合(一般的な表現チェックは行いますが、規程への適合の最終判断は事務所側で行っていただく必要があります)
よくある質問
- 士業の広告費は月いくらから始められますか?
- どのテーマ・地域で反応があるかを確認するテスト期間であれば、月3万〜10万円程度から始める事務所が多い傾向にあります。本格的に相談件数を安定させたい場合は月10万〜30万円程度が目安です。コスパ広告くんの運用代行費は広告費の規模にかかわらず月額4万円(税別)の定額です。
- 弁護士事務所でもWeb広告は出せますか?
- 出せます。所属弁護士会・日本弁護士連合会の業務広告に関する規程の範囲内であれば可能ですが、「必ず勝訴」等の断定表現や比較広告には制限があります。出稿前に所属弁護士会の規程を確認することをおすすめします。
- 相談テーマは絞るべきですか?
- 絞ったほうが、検索キーワードとLPの内容が一致しやすく、問い合わせにつながりやすい傾向があります。離婚・相続など複数のテーマを扱う場合も、テーマごとにページを分ける設計が一般的です。
- 電話問い合わせも計測できますか?
- できます。電話計測タグを設置することで、フォームだけでなく電話での問い合わせ数も把握できるようになります。士業は電話での初回相談も多いため、計測設計の段階で組み込むことをおすすめします。
- 広告表現のチェックはしてもらえますか?
- 断定的な表現の言い換えなど一般的な確認は行いますが、所属する士業会の規程への適合可否の最終判断は事務所側で行っていただく必要があります。判断に迷う表現は、事前に所属会や顧問へご確認ください。
- 税理士事務所の顧問契約獲得にWeb広告は向いていますか?
- 法人設立・相続税申告など検索されやすいテーマであれば向いていますが、顧問契約につながるテーマは競合が多く、クリック単価が上がりやすい傾向があります。予算に応じてテーマを絞ることが重要です。
- 行政書士のビザ・許認可業務はWeb広告に向いていますか?
- 専門性の高いテーマは検索数自体が少ない一方、競合も少ない傾向にあります。地域×専門テーマの掛け合わせキーワードで、狙った層にピンポイントで届けやすいのが特徴です。
- 社労士の助成金申請サポートはどう訴求すればいいですか?
- 助成金は制度改定や季節要因で検索需要が変動しやすいため、タイムリーな配信が重要です。なお、助成金の受給を保証するような表現は使えません。
- コスパ広告くんに士業の運用実績はありますか?
- 現時点で弁護士・税理士・司法書士・行政書士・社会保険労務士の直接の成果事例は公開しておりません。ただし、住宅ローン相談所や結婚相談所など、相談予約を成果地点とする業種での運用経験があります。
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まずは無料のコスパ診断から
相談テーマの絞り方や広告予算の目安、電話計測の設計まで含め、士業の事務所に合った進め方を無料のコスパ診断で個別にお伝えしています。費用対効果が合わないと判断した場合は、その理由も含めてお伝えします。
相談・診断は完全無料です。営業の押しつけは一切ございません。
本ページの情報は2026年9月時点のものです。